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コロナ感染から見る、日本とイスラエルの危機管理の違い




皆さん、お元気ですか?



いま世界中で、コロナ、コロナと騒がれ、ここイスラエルでも自宅待機に入って、すでに2週間を過ぎ、まだまだ続きそうな様子です。来週に予定されている、過ぎ越しの祭りも同じ家にいる家族だけで行うことになり、すごく寂しい状況です。

中国の武漢で発生してから、どんどん世界中に広がり続け、まだまだいつ終わるか見当がつかない状態ですが、日本とイスラエルの国の対応が違うので、比較してみたいと思います。

コロナは伝染病なので、人がたくさん交わると感染していきます。そのために感染が増えているそれぞれの国で、自宅待機の政策がとられています。

一番早く感染した中国は、都市の封鎖をしたので、その結果が出てきています。日本はどうでしょうか?



中国でコロナが発生した後、コロナ感染者がいるアメリカ客船の「ダイヤモンド・プリンセス」を日本は横浜に受け入れました。大変親切に日本側は対応ましたが、日本にコロナの病気の感染が広まる可能性があるにもかかわらず、感染した病人のいる外国の客船をなぜ受け入れたのでしょうか?この辺の日本の国の対応が、理解しがたいです。外国の客船を守るより、日本国民を守る方が大切なのではないでしょうか?



オリンピック延期後も、経済的な影響を考えてか、政府や都知事は、外出は自粛するようにと要請しました。しかし、ちょうど桜が満開の季節で、電車も走っているし、レストランや喫茶店も開いています。まだまだたくさんの人が外に出ている様子です。自粛とは自分で決めることで、70%の人は自宅に残り、30%は外に出ているという数字が出ています。症状が出ていない人もいるでしょうから、この30%の人たちから感染しない保証はどこにもありません。



日本人は、もともと清潔に保つ国民で、コロナでなくともマスクをつけるし、ハグやキスなどをたくさんしないので外国に比べると数は少なくなると考えられますが、人が出会う限り感染することは防げないでしょう。



この辺も、日本の対応は外国と違っています。外国よりも日本人は言われたことを守りますが、完全に塞げない場合それは十分ではないと考えられます。実際にどんどん日本での感染者が増え続けています。

下は日赤医療センターのドクターが4月2日に書いたものです。


日本人が今すべきこと


【日赤医療センタードクターから】


今、東京の日赤総合病院で働いていますが、この数日でコロナウイルス感染症の患者さんが急増しています。 私の病院のコロナ病床は満床になりました。 重症者もいます。 現場ではすでに医療崩壊のシナリオも想定され始めています。



正直、報道よりも一般のみなさんが思っているよりも、現実は非常に厳しいです。 近い将来、本来助けられるはずの命が助けられなくなる事態になりそうだと感じています。 今まで、どんな人でも少しでも生きたいという思いがあるのなら、全力で命を助ける医療をやってきました。 でも、このまま感染が拡大すれば、「助ける命を選択する医療」にシフトしなければならなくなります。本当に悲しい。


だから、外出を控えてください、人と会わないでください。 感染を食い止める方法はこれしかありません。 生きていくための最低限の外出だけにしてください。 このメッセージを出来る限りの家族や友人にシェアしてください。 時間がもうありません。よろしくお願いします。




朝日新聞デジタル 4月4日



外出自粛、遅れ目立つ日本 グーグル位置情報使って比較



グーグルは3日、スマートフォンの位置情報データを使って、新型コロナウイルスの感染拡大を受けた各国の外出制限などの取り組み度合いを分析した報告書を公表した。職場へ来る動きは、米国では普段より38%減、イタリアでは63%減になっているのに対し、日本は9%減にとどまり、日本の対策の遅れが目立っている。



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こんな状態なのに、日本の政府は都市閉鎖をしないのでしょうか?



イスラエルは今現在、学校閉鎖(オンラインに切り替え)、本当に必要なスーパー・薬局・病院以外は閉鎖、外出は自宅から100mまで、外では他人と2m以上間隔をとる、外出時は必ずマスク着用となっています。



次はイスラエルのコロナの取り組みとして、最近軍の力を応用しだしたのがすごく面白いと思います。イスラエルはテロや戦争があるので、危機管理は軍が一番体制が整っています。イスラエル軍には、ほとんどのその名前を知られていない極秘作戦部隊があり、その部隊をシバ病院に集め「コロナ対策部」を設置しました。この部隊は、何々をしなさいという命令は受けません。「こういう問題があり目的はこうだ、解決せよ。」と言われます。この部隊は、問題を調査し、その要因に分解して、解決策を見つけます。問題解決は1週間、1か月、あるいは2年かかることもあります。今のコロナの状況は戦争と同じで、まず世界中からコロナの情報を集めます。また同時にイスラエル内の患者の状況も集めます。イスラエルの情報部隊は、皆さんご存知の8200などがありますが、この極秘作戦部隊は、情報部・技術部・実践部があります。今後患者が増え続けると人工呼吸器が足りなくなると予想されますが、世界中から探して確保します。今この状態なので、世界中の国が取り合いになっているそうです。でも必要な数は確保したそうです。また技術部は、新しく人工呼吸器を開発し、すでに開発を終え、実際に作る工程に入るようです。この戦争に対して動く部隊なので、24/7解決するまで動きます。



イスラエルは危機管理が必要なので、こんな時は圧倒的にすごいと思います。また、まだ小さい国なので、比較的管理しやすいところもあります。私はイスラエルにいて良かったなと感じています。

日本の政治家は経済的な影響を恐れているらしいのですが、本当に大切なのはまず命ではないでしょうか?

日本は素晴らしい国ですが、日本の国民は素晴らしいのですが、政治家は十分その責任を果たしていると感じられないのは、私だけでしょうか?

私は日本人で、日本が大好きです。日本はとても大切な国です。でも、今のまま日本が続くと大丈夫かしら、と心配しています。



皆さん、外出を控えて、コロナを乗り越えましょう。

IJ-WIN Blog April 2, 2020

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